「闇に住む民は 光を見た。
ダビドの町に生まれた幼子、すべての人を救う恵み、すべての民に及ぶ喜び。
神に栄光、人に平和。」 (ルカによる福音書 2章11,14,節参照)
多難なこの一年の終わりに当たり、聖書のみ言葉が心に響きます。
暗闇を突き抜けて輝く一筋の光のように、神の御ひとり子は人となってこの世に降られました。
富める強い国も貧しく力の弱い国も、差別なく一緒に回復と再生の道を歩み出せること。
それが、御父と幼いイエス様が人類に望んでおられる新しい世界、新しい再出発ではないでしょうか。
どのような苦難が降りかかろうとも、主と共に未来へ!
神を信じる人々の信仰と希望が、明日のより良い世界を生み出す力となりますように。
今年は、新型コロナウイルス感染予防の為、
当修道院の夜半の降誕祭ミサの一般公開を中止させて頂きました。
市民の皆様とご一緒に集うことができず、大変残念でございましたが、
静かなミサの中で、感染症に苦しむ人々のことを思い、
「インマヌエル( 〝共にいる神〟 の意味 ) 」という神の御名が、
一人でも多くの人に希望の言葉となりますよう願ってお祈りいたしました。
皆様お一人お一人の上に、幼子イエスの愛と祝福が豊かにありますよう、お祈り申し上げます。
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